生涯活躍のまち

多世代でのコミュニケーションの3つの難点

昨日、多世代交流は幻想だいうことを述べました。

その理由は、交流にはコミュニケーションがつきものですが、双方向のコミュニケーションが世代が異なると難しくなるからです。

1.前提となる知識が異なります。

2.前提となる経験が異なります。

3.記憶できる内容量が異なります。

これらの違いを年配の方が慮って配慮できるとうまくいくのだと思いますが、大体の人は過去の自分の状況は忘れてしまっています。

そのため、自分より下の世代の人の立場になって考えるのも難しく、お互いがお互いの考えのもととなる部分を理解できずに会話が進んでしまいます。

また、往々にして上の世代は下の世代に教えようという思いがある一方で、下の世代は上の世代から教わりたいとは思っていません。

いろいろ話を感心して聞くことはありますが、それは一度聞けば十分の内容で、繰り返し聞く話ではないです。

上の世代の話というのはアップデートされることがないので飽きがきて、交流がなくなるということが多いのではないでしょうか。

上の世代の方も情報がアップデートされる場合は、コミュニケーションが続きます。

たとえば、何かを教える場合です。

教える立場の人は教えながら能力が向上していくので、教わる側も飽きがこず、継続的なコミュニケーションが可能です。

このように書くと、上の世代ばかりが悪いかのようですが、実際はそうです(笑

ただ、上の世代の人の立場も考えてみると、下の世代がその話は前に聞いたとか、もっと面白い話をとアップデートを促すようなことをすれば良いかもしれません。

そこまでされて話をしたいという上の世代がいるか微妙なところですが。

そういった点で、同世代で話をするのが楽ということで、同世代交流の環境を世代ごとに作っていくことを目指すのが良いと思います。

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