日記

全力で取り組んでいるかどうかということが信頼を築くことにつながる

前回、起業は約束を守るということができれば成功するということを書きました。

契約をして、その契約に基づいたことができればOKということです。

それができない人が世の中には結構多いということを実感してのことです。

とは言っても、本当にそれだけでうまくいくのか疑問に思う人も多いと思います。

他に何かが必要なのではないか。

確実に必要なのは、契約の内容をしっかりと理解して、実行する力ですね。

契約の文面上の内容だけをこなしているだけでは、顧客の満足を得ることはできません。

顧客が何を求めているのかを把握したうえで取り組む必要があるということです。

起業をしようと思う人は、ある程度自分の力が世の中で通用するなと思っていると思うから起業するという感じかと思うのですが、そう思える力というのも大切かもしれません。

それに加えて、大切だなと思っているのが、全力で取り組んでいるかどうかです。

複数の案件を抱えていると、ついつい一つ一つがおろそかになってしまいがちです。

また、成果がなかなか出ない状況が続くと、日常作業のような形になってしまって、工夫が出てこない状態になってきます。

これは、本来の自分の力を全力で出し切っていないということで、たとえ求められる成果が出せても、誠実とは言えないと思います。

こんなことを考えたのは、私が苦しくなったからです。

今の私は信頼によって成り立っていると思っています。

そして、この信頼は自分の有言実行にあるからではと思っていました。

しかし、そうすると、言ったことはやらないといけないというプレッシャーと、言ったらやらなくてはいけないからという逃げ、保険の精神が出てきてしまいます。

もちろん、そういったプレッシャーを糧にやっていくというのもあるんですが、ちょっと違うのではないかと思ったところです。

というのも、私は失敗ばかりの人生です。

中学受験から始まり、大学受験、公務員試験とことごとく目標が達成できてきませんでした。

簿記なんか何回落ちたんだというぐらい落ちています。

目標はこれだと自分で定めて、また周囲にも言っているのに未達の常連なわけですね。

そんな過去の自分を棚に上げて、いや、その当時の失敗の経験があるから今は失敗しませんみたいな意味のわからない理屈をいうのはやめたいと思います。

これからやることが必ず成功するとは絶対に言えないからです。

ただ、これまでの失敗の経験から身についたことが2つあります。

1つは、挑戦に対して、どう準備すれば良いかがわかっていること。

達成のために必要な条件というものを明確にして、そのためにどうスキルを習得するかという方法論は身についています。

2つめは、継続すれば必ず最後には成功するということ。

その時の問題は時間の制限とお金になると思うのですが、時間とお金が無限にあれば無限に継続できるので、必ず成功します。

絶対に無理ということは世の中に存在しません。

3つめは、失敗の原因は全力を尽くさなかったことがほとんどということです。

もちろん、身についた1つめで述べた方法論が間違っていたらうまくいきいませんが、大体は方法は合っていて、全力を尽くしていないことが失敗の原因だと思います。

全力という言葉の意味の中には方法論をブラッシュアップしなかったみたいなことも含まれますが、失敗にはどうしようもない理由があるのではなく、自分の努力次第でなんとかなる原因が大半ではないでしょうか。

人のせいにすることは簡単ですが、その人を動かすことができなかった自分の力の至らなさも含めてです。

話をもとに戻しますが、もともと私は信頼で生きてきた人間です。

しかし、それは有言実行ですべてを成功させてきたからではなく、その時々で自分のベストを尽くしていたから信頼を築けていたのではないかなと振り返りをしてみたというところです。

私は自分の甘い人間なので、常にベストを尽くせているわけではないため、ここまでは言い過ぎかなと思いますが、相対的に頑張っていたということが評価されているのだと思いたいところです。

報われない時間の方が多かったというのが実感ですが、最近は評価いただいくことが多くなりました。

ただ、一方でだからこそそこに甘んじている自分がいるなとも大いに実感しておりまして、やばいと思います。

この甘んじていることが身を滅ぼすと思います。

評価されない→頑張る→評価される→たるむ→評価されない

みたいなループになるのかもしれません。

世間で活躍している人はたるむという時に評価されない状況になる前に頑張るに戻すことができて、良い循環が起きている人なのではないかと思いました。

はい。頑張ります。

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