行政の仕事を受けるために必要な2つのこと。そして、そのリスク。

ビジネスをしている人、地域活動をしている人が一度は必ず考えるのが行政の仕事を受けたいということです。

行政の仕事はお金が必ず払われますし、安定的な収入源となることが期待できるというのがその動機かと思います。

結論からいうと、どのような会社、団体でも行政の仕事を受けることはできます。

ただ、そのためには大きく2つの条件があります。

一つは、信頼関係です。

行政とは信頼関係構築が重要です。

関係を築く相手としては、まずは仕事をしたいと思う分野の担当者ですね。

その人が話を聞いてくれないとどうにもなりませんし、トップダウンでいくということも可能ですが、それができるのであれば行政の仕事を受けることに悩んでいる立場ではないはずです。

それと並行して必要となるのが会社や団体の社会的信用です。

担当者の信頼を得られても、その担当者が上司に説明をするために十分な信頼を得るための時間が必要になります。

信頼関係の築き方としては、民間の営業とは少し違うので注意が必要です。

担当者への正面からのアプローチというのはあまり効果的ではないんですね。

というのも、正面からとなると、利益供与などの可能性を疑われるので、飛び込み営業などにはかなり冷たいからです。

では、どういうアプローチかというと、かなり間接的なものになります。

たとえば、地域活動をしたり、地域の人たちと仲良くなったりというのは一つだと思います。

市民の声を聞くのが行政なので、市民の声を反映した取り組みだということがわかると話を聞いてもらえるからです。

言うならば、攻略するのは担当者本人ではなく、その周りという感じでしょうか。

二つ目は、実績です。

信頼関係の話ともかかわってきますが、仕事の分野で実績があると大きな説得力を持ちます。

取り組みをしたことがあるというのが大切で、またその成果が出ていると大きなアドバンテージになります。

この2点というのは、言葉としては簡単ですが、時間がかかることになります。

またお金もかかります。

こういったハードルを越えられないのがまずあるのと、あと行政という異質のものに対する抵抗感、文化の違いから話が通じずに終わるというのがあると思います。

さらに、安全そうに見える行政の仕事ですが、リスクもあります。

もちろん、資金の回収という面では鉄壁です。

税金なので、お金を払ってもらえないということはありません。

しかし、それはその年だけに限ってはというリスクがあります。

それは、行政は単年度予算だからです。

毎年予算審査があり、今年実施していることが翌年度も実施されるとは限りません。

特に首長選挙があったりすると、大きく変わる可能性もあるので注意が必要です。

また、事前に信頼関係を担当者と構築していても、予算は議会を通さないといけないので、そこで引っかかることもあります。

議会に否決されたというのは、行政職員の落ち度であるわけですが、行政職員はそれを申し訳ないとは思っていても、何もしてくれないので注意してください(笑

最後は担当者の異動です。

定期的に担当者が異動するというのが行政独特の文化ですが、担当者が変わると話が全く違う方向に進むということがあります。

これについても前任の担当者はほぼ関与しませんし、話が変わったからといって何もしてくれませんので注意が必要です(笑

このようなリスクを避けるためにはどうしたら良いのか。

議会や行政の内部で信頼の輪を広げていくということに尽きるかと思いますが、議会、行政に知り合いが増えれば増えるほどそのリスクは低くなります。

長い間行政に関わっていればそのリスクは減っていくわけですが、一つの分野だけで行政と関わるとその輪というのはすぐには広がらないので、できれば複数の分野で関わって、そのリスクに備えておけると良いと思います。

ここにも行政に関わるハードルが一つ存在しているわけです。

裏を返すとこのようなハードルがあるので行政との仕事というのは競争が起きにくい、もしくはいつも競合するところが同じという環境になるのかもしれません。