公募は作文でというのは行政目線だった!

行政には審議会や委員会があります。

そして、その多くが公募の市民委員を募集しています。

その募集の方法というのは、だいたい同じで、作文審査です。

〇〇のまちの将来像について述べよとか、そんな感じのテーマになっています。

元行政職員としては、これは当たり前だと思っていました。

というのも、審議会、委員会というものは、ある程度行政の活動に理解のある人になってもらうのが良いと思っていましたし、このような会へ関心を示す人は作文を書くことに抵抗がないと思っていたからです。

しかし、実情としては公募をしても応募者が少ないのがほとんどで、どこの自治体、委員会も個別に声をかけてお願いしていたりという経験があるのではないでしょうか。

以前私が関わっていた委員会で市民公募をすることになり、広報に協力をすることになったのですが、声をかけてみると、作文に抵抗感を覚える人がほとんどなんですね。

言葉では思っていることを表現できても、文章となると気が重いということのようです。

私はこのようにブログを書いていることからもわかる通り、文章を書くことには抵抗がありません。

実は子どもの頃は感想文などは非常に苦手だったのですが、書く機会を増やすことで、いつの間にか抵抗感がなくなっていました。

そして、この文章を書く能力というのは、行政職員全員が知らず知らずのうちに身に着けている力で、プロフェッショナルです。

そんなプロフェッショナル目線で出している課題なので、一般の多くの人にとっては気が重いものになってしまっているんですね。

作文を出しているみなさん、たとえば、面接にしてみてはどうでしょうか。

もちろん、面接にした場合、あまりにたくさんの応募があると大変だというのがあるとは思いますが、もし100人もそういう人が来てくれたとしたら、それはそれでありがたいことで、その100人は人材ですので、一緒に何か関係する事業をしても良いかもしれません。

一度実施してみれば、その後の他の委員会でもどの程度の応募者数かは検討がつくと思うので、そうなった段階で無作為抽出で通知を出した中での面接という方法もありかと思います。

行政の悩みの一つは参加者が固定されていることです。

年代の偏り、さらには特定の人が複数の委員会に参加しているという地域もあったりします。

審査方法をこれまで当たり前だった作文から他の方法に変えるだけで広がりが出て、新たな風を入れることができるのではないでしょうか。

では、行政内部をどう説得するのか。

実は、作文に加えて面接をやっているところはあるんですね。

そのため、私の知る限りでも面接で選んでいる他の自治体の事例はあるので、そこにヒアリングをしてみて、その効果などを聞ければ十分行政内部を動かせるのではないでしょうか。

主な狙いは作文をやめてみるということですので、作文の後の面接では意味がありませんが、他の事例を見てみるのは効果的だと思います。