日記

事業の継続性とお金、そして想い

事業を継続するためにはお金が必要です。

では、どの程度必要なのでしょうか。

緊急事態が発生した際にそれを補えるだけのお金が必要になると思います。

また、新たな時代の流れに対応するために研究したり、追加投資をしたりするためのお金も必要になると思います。

最近思うのが、このことと利益の追求というのは異なるのではないかということです。

もちろん株主は自分が投資したお金から新たな利潤が生まれることを期待しているわけですが、その程度というのが著しく低かった場合はどうなのでしょうか。

私は唯一の株主でして、会社に対しては発言力を持っています。

その株主が利益はそこそこで良いから、社会にインパクトがあって、社員が楽しいと思える仕事ができれば良いと考えていたらどうなのでしょう。

今の資本主義の社会は、お金を多く稼ぐことで継続していくしくみです。

しかし、仕事の継続というのは、資本主義社会でなくてもできていたことでした。

それは、目的が利潤の追求ではなく、必要に応えることだったからです。

必要に応じて、身の丈で、やりたいことをやる、支え合いによる仕組み、これではサービスの受け手にとって安心感を与えることはできないのでしょうか。

私はここに挑戦したいと思っています。

このような話は経営者の方からすると甘いと思われるかもしれません。

利潤というのはサービスの対価であって、サービスの質が低いから利潤が得られないという意見もあると思います。

しかし、サービスの質が高くても、相応のお金をもらわずにサービスを提供するというのもありなのではないでしょうか。

お金ではなく、それ以外のもので得られるものもあるのではないでしょうか。

私は自分のやりたいことを仕事にしています。

それが実現できる環境で十分なのではないでしょうか。

やりたいことと市場のニーズが一致していることはとても幸せなことで、やりたいことができている分、ストレスが少ないのでお金も少なくても良いですというのもありではないでしょうか。

私はビジネスとして事業をやっていきたいと考えていますが、そのビジネスは対価を必ずしもお金でもらわなくても良いのではないか。

生きていくために必要なものが得られれば良いのではないかと考え始めています。

これは確実に新たなチャレンジです。

しかし、こういう考えに共感してくれる人も少なからずいると思っています。

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