公益社団法人日中友好協会の青年委員会というものを昨年立ち上げました。
その委員長と務めているのですが、全国の都道府県の各日中友好協会の青年メンバーが参加する組織になっているため、それぞれの地域で色が異なります。
そもそも青年委員会が立ち上がったのは、高齢化が進む協会の若返りを図るためには、青年層が自由に活動できる環境が必要だということからでした。
そのため、この委員会に対しては、協会役員はその活動を最大限に尊重しようという基本的なスタンスがあります。
通常、歴史のある組織は新たな参加者に任せるということができず、長く在籍する人がずっと役職に留まって停滞するということが多いと思います。
これは、青年層からすると、活躍の場がないので、面白みを感じないということになりますが、ポストに就いている側の立場も考えてみる必要があるなと最近思いました。
それは、その人たちが卒業した後に居場所がなくなるということです。
そのポストを外れると他の役職がない、役割がないということで、そのままのポストに留まる。
役職に就くからには、その後のことも考えて行動するというのが基本だとは思いますが、それが必ずしも実現できるわけではないので、留まるという選択肢になってしまうのかと思います。
退いてもらうからには、その先のポストも用意してあげる。
そこまで考えてあげるというのも必要なのかもしれません。