デジタル化では画一的で安心なものが安くなる

<インターネット>の次に来るものという本を読んでいます。

2016年の発行ですが、その時に未来はこうなるというものを書いている本なので、今だからこそ、ここに書いてあることが理解できるという部分も多々あると思います。

インターネットとは少しずれるかもしれませんが、アナログからデジタルになってことで、価値基準が変わったという指摘が非常に面白かったです。

というのも、アナログの時代は、何事も大量生産ができないので、それぞれが手作り、すべてがオリジナルでした。

オリジナルということは、裏を返すと質がバラバラで安心できないという側面があります。

そんな中でデジタルになってくると、同じ品質のものを大量にコピーできるので、コピーができないオリジナルに注目が集まってくるんですね。

まさしくそうだなと思うのが、かつてはチェーン店が安心でおいしいということから好まれていましたが、最近ではその地域にしかないお店を求める人が増えていて、そのような考えが反映されている部分をリアルに想像することができました。

そんなデジタルで無料でコピーが簡単にできる時代に、人々がお金を払える根拠については、8つ述べられています。

1.即時性

これは言葉のとおり、すぐに手に入るということですね。

2.パーソナライズ

これもそのままで、個人個人に合ったものという意味です。

3.解釈

これは、少しわかりにくいですが、製品は無料で説明書を有料とするという、その説明部分でお金を取るということです。

4.信頼性

無料だとウイルスがあったり、事故があった時の責任の所在が不明確なので、保証をという部分のことです。

5.アクセス可能性

即時性に似ていますが、使いたいと思ったときにすぐに使える。たとえば、広告なしで動画を見られるといったものだと思います。

6.実体化

音楽のダウンロードは無料で、ライブは有料といったリアルな場での経験のところだと思います。

7.支援者

ファンが感謝のしるしに払うもので、クラウドファンディングもこれにあたるのではないかと思います。ただ、これには厳しい条件が4つあるそうで、①支払いが非常に簡単であること②額が妥当なこと③払ったメリットが明快なこと④自分の払ったお金が確実に直接クリエーターのためになっていることがあるそうです。

8.発見可能性

プラットフォームのことで、会員になるとマンガが読める、動画が見られるといった大量の情報を見つけられる場にお金を払うということだと思います。

ビジネスを考える上で、ここは意識しておいた方が良いポイントだと思いました。

原著では、the inevitableというタイトルで、今後起こる不可避な事といった意味でしょうか。

予想というよりは、確実にある未来だと言っているのがすごいですし、実際にそうなっているようです。