行政で働いてきたときは、性善説で働いていました。
既存の行政というのは、性悪説で接している人が多いというのが印象です。
というのも、行政は規制をする側で、規制を破るのは市民であって、それを防ぐのが行政の役割だという認識があるからです。
ただ、最近は規制緩和が言われていて、規制をする側というよりは、市民が活動しやすいようにするには、どうしたら良いかという形になってきています。
そういった観点からは、公務員は自らがリスクをとって、市民を信じるというのが大切だと思っていました。
一方で、民間で働いていると、性善説では厳しいと感じることが多くなっています。
というのも、行政も含めて、儲けよう、自らを守ろうと考えている中で、一人で性善説で接していても、すべてとられて終わってしまうからです。
もちろん、投資という意味で、ある程度はというのもあるかもしれませんが、そこまで無尽蔵に体力がある会社ではありません。
そうなると、少しスタンスを変えなくてはいけないのかなと感じているところです。
状況、環境に応じて自身を適応させていくというのがビジネスでは大切で、ここの部分は私自身変えていこうと思ったところです。
このような状況ではこういった対応、このような状況ではこういった対応というのができるように、その時の対応方法を忘れないように、場合に応じて覚えておくというのも大切かなと思います。