うちの地域には何もないということをよく聞きます。
そして、移住をしてくる人たちは、その地域に魅力を感じて移住してきます。
このギャップはどこからくるのか。
これは単純に他の地域を知っているか知らないかの違いではないかと感じています。
地域の人たちは、その地域を良くしようと頑張っている人たちがいます。
しかし、その人たちは学者ではないですし、専門家でもないことが多いです。
それがまちづくりの良さですし、本来的にまちづくりとはそういうものだと思います。
ただ、その活動の恩恵を受けている人たちにとっては、それが当たり前になってしまっています。
そして、その人たちは他の地域に行くこともないですし、他の地域がどのような状況かを知る必要もありません。
そのため、全国的にみると、非常にレベルの高いことをやっていても、それがどの程度すごいことなのかがわかりません。
結果、うちのまちは何もないとなってしまうんですね。
やはり比較対象というのは必要で、その一つがテレビなどのメディアだと思うのですが、まちづくりをする人たちはPRをしたくて取り組んでいるのではないので、情報が外に伝わりにくいという問題があります。
そういった点では、地域の人たちを視察などで外に連れていくことができると比較する基準ができるので、良いのではないかと思います。
特に同じ取り組みを行っている地域で、先進的と言われている地域を見てみて、自分たちの活動と比較できると良いですね。
何が先進的なのか、自分たちもすでに取り組んでいるのではないかという発言が出たら最高で、改めて自分たちが先進的なことをやっているのだと認識してもらい、情報の発信側に回ってもらえるようなサポートができると良いと思います。