地域で人材育成をする仕組みはあるのか

自治会の高齢化、地域の高齢化というのは、どの地域も抱えている課題です。

しかし、その地域も数十年前は若い人が担っていたのだと思います。

そして、その当時若かった人たちが今になっても同じ活動を継続しているというのが現状だと思います。

なぜ、このようなことになったのか。

それは、人材を育成していくというモチベーションが起きない構造とそれに伴い人材育成をしてこなかったということだと思います。

まず、モチベーションの点ですが、地域活動のメリットというと、活動費が行政から支給されることと、役職手当ぐらいだと思います。

役職につかない人の多くは活動費から実施される年数回の懇親会で無料で飲み食いができる程度です。

役職に就いた人は、手当てがもらえますし、そのうまみがわかっているので、そこから降りようとはなかなかしません。

その後、行政の財政が厳しくなってくると、そのうまみについても少なくなっていき、輪番で役職をするということも出てきたのですが、そうするとますますやる気があってやるのではなく、義務感で取り組むということになって、人が新たに流入していくことがなくなります。

強制的に役職が回ってくるとなると、実施することは毎年決まったことになりますし、そうなると、やる気のある人が入ってくる必要性もなく、むしろ新たな取り組みをしようという人が出ても、無駄な仕事が増えるだけという否定的な雰囲気が出てきます。

結果、人材は育たず、かつての若者がそのまま毎年同じことを実施する、若い人が入ってこないと嘆くも、変える気持ちがないので新たな人が入ってきたもその人が気持ちよく活動ができないという状態になります。

この流れを変えようというのが、行政が取り組むまちづくり講座だと思います。

今のところテーマ型のコミュニティで、かつ住んでいる人以外の人も参加が可能というものが多いため、地縁型のコミュニティである自治会などへ人材が向かう流れにはなっていませんが、参加者と自治会をつなぐ活動に向かっていくと、面白い流れになっていくのではないかと思っているところです。