お金はもちろん大事。日本と中国のお金に関する価値観の違い

日本と中国の差というのは、日本国内の世代間格差に近いというのが持論です。

というのも、中国の今の経済状態は日本の安定成長時代に近い状態で、右肩上がりに成長することが前提とした考え方が基本となっているからです。

もちろん、高齢化の進行や土地価格の高騰など、懸念材料はあるものの、実際にまだ失敗はしていないので、うまくソフトランディングできるだろうという期待は日本人の日本政府に対する期待感よりも高いと考えています。

ある程度豊かな社会が実現され、低成長時代に生まれた世代としては経済的な豊かさよりも心の豊かさといった形でないものを求める傾向にあります。

そのことがかつてのモーレツ社員ではなく、働き方改革といった仕事に対する考え方の変化も表しています。

一方、右肩上がりの中国は新常態を意識してはいるものの、相対的にお金の優先順位は高いのではないでしょうか。

お金の価値については、それ以外にも日本と中国で異なると感じる点があります。

それは、ボランティア活動に対する認識の違いです。

日本はボランティアというと、無償の奉仕で、経済的な見返りは求めないというのが基本だと思います。

中国の方からすると、何か貢献するからには何かしらの見返りを求めるものという認識があるようで、完全ボランティアの活動に対するお返しをしなくてはと思ってしまうこともあるようです。

お金の豊かさではなく、心の豊かさを求めているという部分がまだ少ないということなのでしょうか。

世代間格差の話とこれも近いですが、日本のボランティア元年は阪神淡路大震災の1995年だといわれています。

今から23年前ということを考えると、数年前から中国でもボランティア活動が出始めてきており、同じようなタイミングにあたっているのかもしれません。