なぜ中国は格差があっても不満が爆発しないのか

私は中国への留学経験があります。

また、1年に1か月以上中国で過ごしており、多くの都市も見ています。

今年はこれまで北京、天津、上海、西安、敦煌。

また、これからは杭州、長春、済南も行く予定です。

しかし、それらはすべて都市です。

そのため、農村部というのはほとんど見たことがありません。

視察でそのような場所に連れて行ってもらったことはあります。

トイレはしきいがなかったり、村の人たちが珍しがってたくさん出てきたりという場所でした。

ただ、民家の中に入ったことはないですし、食べ物などどのような生活をしているかもわかりません。

農村出身の中国人の友人はいます。

友人の話だと私の行ったところと同じような場所だということでした。

都市に比べると所得はもちろん、生活水準も大きな差があるように見えます。

そうではあるのですが、農村からの不満というのはあまり出ていないと思います。

それは、農村部も発展しているからです。

都市と農村というのは違う世界で、農村の中でも毎年毎年変化があって、都市に比べると遅いかもしれませんが、来年はさらに良くなるという感覚があることは社会にとってとても良いことだと思います。

今年中国の一人当たりGDPは1万ドルに達する見込みです。

逆に言うとまだ1万ドルに過ぎません。

このことを鑑みると、当分の間は成長が続くのではないかなと考えています。

これは願いでもありますね。

経済成長が止まってしまうと農村部の生活は厳しいままになってしまいます。

人口ボーナスが終わっているので、経済成長鈍化のリスクはあります。

成長が止まった場合は、日本のように地方はお金ではない豊かさがあるといって再び注目されるようにはなると思いますが、注目されたときに都市部の人が暮らせないような水準のままだとまた新たな反応が見えてくるような気がします。