生涯活躍のまちを自分ごととしてとらえられるか

生涯活躍のまち分野は、狭い世界で取り組んでいる人同士は知り合いが非常に多いです。

特に、生涯活躍のまちの支援チームに選ばれた最初の7自治体となると、その頃から生涯活躍のまちに取り組んでいる人たちは非常に限られます。

とはいっても、当初から今に至るまでずっと関わり続けている人というのはあまり多くなく、当時は関わっていても、今は他の分野で活躍しているという人もいます。

そのような人たちで話をしている中に、私がなぜ生涯活躍のまちにかかわっているのかと不思議に思われました。

というのも、周りの人たちは定年も目前に迫っている人たちがほとんどで、自分事として生涯活躍のまちに取り組もうと思っているようなのですが、私はまだまだ先のことだからです。

確かに、自分事として考えられると取り組みは自分のためにもなるので、仕事としてもやりがいがあるというのはわかります。

私はそういう世代ではないので、なぜかと言われたのですが、理由は、日本の最先端の課題解決をしたいからという思いがあるからです。

そういえば、同世代で生涯活躍のまちに取り組んでいる人は少ないです。

自治体の職員の方は別ですが、民間で取り組んでいる人は皆無ではないでしょうか。

移住分野を仕事にしている人は多いですが、シニアを対象に、そして、不動産や高齢者向け住宅といった分野も含めたことが可能となると、ほぼいないと思います。

しかし、だからこそイノベーションが起きていない分野なのかとも思いました。

経験豊かな人たちは、既存の事業の延長で考えることが多く、新たな取り組みというのはなかなか行おうとしません。

生涯活躍のまちについても、既存のサービス付き高齢者向け住宅事業や健康づくりの事業をやっているところがほとんどで革新的な取り組みというのはまだ見えきていません。

これは若い世代が生涯活躍のまち分野に関わっていないというのが大きいのではないかと思います。

ターゲットがシニアというだけあって、若い世代がサービスを提供する側になりにくいというのもあるかもしれませんが、若い世代をいかに巻き込むかというのが今後必要になってくる部分だと思います。