話題になりすぎている新型コロナウイルスですが、中国語では新型冠状病毒疫情と言います。
実際、どうなのか。
発生地とされる武漢市は公共交通機関が遮断されてしまっているということもあり、マスクや薬を送るような活動も始まっていて、国全体で拡散を防ごうという思いがあるようです。
現地の日本人の友人に聞くと、武漢以外の都市でも地下鉄を止めていたりと国内での蔓延を防ごうという取り組みはかなり積極的に行われているようです。
心配性の人の家は、何日も家の外に出してもらえないという人もいるようです。
このあたりは個人個人で対応は違いますが、それは日本と同じですね。
しかし、海外への渡航というのは制限をされていません。
そのため、春節を迎える今、中国人訪日観光客に対する不安が叫ばれているんですね。
中国人からすると、日本にウイルスはないから安心だということで、国内ではマスクをしていても、日本ではマスクを外すということがあるかもしれません。
日本人からすると発生源である中国から来た人がマスクをしていないというのに不安を覚えるかもしれません。
実は、2009年私はこの逆の体験をしたことがあります。
当時、豚インフルエンザというものが流行っていて、中国からは日本が発生源だと見られていました。
当時、内閣府の国際交流事業で中国に行ったのですが、常にマスク着用、そしてホームステイは中止となりました。
毎日検温も行い、一緒に行ったメンバーで少し熱が高かった人はホテル待機になったりもしました。
これは国の公式行事で、かつ団体だったので、このような対応になったのだと思います。
訪日の多くが個人旅行になりつつありますが、学校などの行事で訪日するプログラムについては、日本側の不安からキャンセルされるということもあります。
そんな中、私は先週、先々週と清華大学の学生それぞれ10人と接していたと今思い出しました。
せっかくそのような現地の学生と接する機会があったので、状況を聞いておけば良かったです。
話を戻しますが、新型コロナウイルスは中国国内で危険視されているのは確かです。
日本としてもそれだけしっかりした予防をしておく必要があるのだと思います。