中国の人たちが日本に来るにはビザが必要です。
外務省のホームページに必要書類などは記載があります。
私は個人的に友人が日本に来るときにも手続きをしたことがありますし、中国の政府関係者が日本に来る際の招聘状の発行手続きなども行ったことがあります。
基本的には捺印した原本が必要なので、中国に行って渡したことなどもあります。
わざわざそのためだけに訪中したわけではないですが、先方が急いでいたので、中国に行くついでに渡したという感じですが。
2017年の中国人(台湾、香港含む)の訪日者数は1300万人を超えています。
それだけのビザが発行されているわけですね。
この手続きは外務省の職員が行うわけで、中国にある日本大使館はここ10年で人員体制はさらに拡充されていると思います。
一方で、日本から中国に行く人はあまり変わらないというか、むしろピーク時に比べて減っていますし、そもそも2週間以内であればビザも必要ないので、中国国内は変わらず、日本にある中国大使館は大変という感じでしょうか。
留学生についても、かつては日本に留学に来た学生が行方不明になってしまうのが一番怖いという話を聞いたことがありますが、そのようなリスクは減っているようです。
行方不明になる理由は、学生ビザで来たのに、働くことを主目的にしていてというところが大きかったようですが、中国と日本の差がなくなるにつれて、そのようなこともなくなっているようです。
特に円安が進むとそのメリットも薄まるようで、私が留学していた際にアベノミクスで急速に円安が進んだ時には中国人の友人は日本で働く意味がないと言っていました。
中国は格差が大きく、人口も多いので、日本並みのビザなし渡航が実現するにはもう少し時間がかかるような気がします。
緩和が先か、所得格差の解消が先か、そのタイミングが気になりますね。