中国は、かつて日本に学べということで、高度成長以降の日本の発展手法を学んできました。
今でも環境問題や高齢化問題については学ぶという意識が強いですし、企業運営についても日本式に習おうという動きは多いです。
それが、中国が世界第2位の経済大国になったということで、この成長手法について、他のアジア、アフリカの国々が学ぼうという動きができているというのも確かなようです。
見方によっては一党独裁を維持しながら経済発展をして、政権も維持し続けていられるというのは快挙といっても良いものだと思いますし、同じような形を目指す国があってもおかしくはありません。
もちろん、学ぶ部分は政権の維持といった方面だけではありません。
たとえば監視カメラの使い方です。
中国では監視カメラが非常に安くなったこともあり、至る所に設置されています。
そして、前にも紹介しましたが、その監視カメラを使って車の交通違反の取り締まりを行っているんですね。
しかし、それによって交通違反はもちろん、監視カメラによる犯罪の抑制にもつながるということで、他の国でも導入をという動きが出ているようです。
日本でも歌舞伎町での監視カメラ設置が大きな効果を生んだと言われていますが、設置の際には反対する声も大きかったと思います。
コンビニなどに設置されている監視カメラが犯罪の検挙につながったりもしているので、監視カメラによる犯罪抑止効果というのが日本でも見られるわけではありますが、これを公が行うとなると、少し事情が違うのかなとも思うところです。
国によって日本から学びたいと思うところ、中国から学びたいと思うところは異なると思うので、それぞれ良いところを採ってという形になるかもしれません。
中国と日本を比較して、どこがどう違うかということを明確にできれば、世界にも大きく貢献できるのではないかと思いました。