移住を考える人は、今住んでいるところにお墓がないという人も多くいます。
そうなると、自分のお墓をどうしようかと考えるわけですが、なかなか自分からお墓について考えようと思う人はいません。
ただ、何も考えずにそのままにしてしまうと、孤独死になってしまったりして、葬儀も行われずに終わりということもありえます。
自治体が火葬をして終わりという感じです。
そして、遺骨についても引き受けてがない場合は自治体が管理しますが、最終的には無縁仏として対応されることになります。
これを良しとするかということですが、あまり気持ち良くないなという人は、事前に考えておく必要があるんですね。
ずっとそこに暮らし続けるということは、死後もその場所でと考える人も多いわけで、そこまで考えなくてもと思う人もいるかもしれませんが、やはりここまで踏み込んで考えなくてはいけないのだと思います。
もちろん、優先順位としては高くないかもしれません。
まずは生きている間に充実した生活を送れるようにするのが生涯活躍のまちでのメインになるところです。
ただ、実際にそこで生活をしていくようになると、必ずこの問題にはぶつかると思います。
自治体としては、ここまで考えた上で想定をしておかないといけません。
というのも、もし何もしないままでいると、ツケを払うのは自治体だからです。
これは最初に述べたとおり、孤独死で無縁仏になった時の対応は自治体が行うということからです。
もちろん、住居がサービス付き高齢者向け住宅であれば保証人を立てたりするので、そのリスクは大きく減ります。
しかし、火葬までは住宅の運営者側が行っても、その後は自治体に任されることになってしまいます。
アクティブに充実した生活をしてもらえれば、最期は自治体側で面倒を見るというスタンスであれば良いのですが、この点を認識しているか、認識していないかというのは大きな違いになると思います。