行政職員は何もしなくても困らないと認識しておかなくてはいけない

私は学生の時に役人の腐敗事件などの報道を見る中で、その信頼を取り戻すために取り組みをしたいと思いました。

結果、入ってみると同じように志を持っている人たちばかりで、むしろ、行財政がひっ迫する中で、民間として行政を応援する側が必要だと思い民間の立場になっています。

実際、業務としては行政と関わることが多いのですが、いろいろな行政と関われば関わるほど、多様な職員像というものが見えてきます。

特に、最近は生涯活躍のまち事業での取り組みを評価いただき、声をかけていただく地域が増えてきました。

生涯活躍のまち事業は基本的には企画部門が担っていて、その行政の優秀な方々が集まっているというところになります。

ただ、地域によってその熱に入れ方というのは異なっていて、担当になったので取り組んでいるというスタンスの方ももちろんいます。

行政と関わる上でしっかり認識しておかなくてはいけないことは、その仕事がどうなっても職員は困らないということです。

もちろん、昇進に影響があったり、異動になったりということはありますが、昇進に関心がなかったり、すでに昇進ルートに乗っていれば、よほどのことがなければ外れることはありません。

また、何もしないということでマイナスになることもないというのもポイントです。

もし、当初はさらに良いものをということで民間との連携を進めようとしていても、やめるという判断が簡単にできます。

これは、民間と違って、実際に成果が出なくても、検討をしたということが評価される仕組みになっているからになります。

よく行政はお金を確実に払ってもらえるから安心だという思いから行政との取り組みをしようという企業がいます。

もちろん、それは正しいです。

行政は契約書で決められた金額は確実に払います。

しかし、逆に言うとそれがない段階ではどんなに話をしていてもひっくり返ることがあるということです。

このリスクがあるということを認識しておかないと大きな痛手を受けることになると思います。

これは今後もすぐには変わらないと考えます。

もちろん、そんな意識がないというか、仁義を通す人がほとんどなのが実際です。

大変なのが、公務員は異動があるので、人が変わるとそれも変わってしまうので、こちら側で対処のしようないということですね。

前向きなとらえ方をすると、民間は1つの部門でずっと取り組みますが、行政は異動をするので、大失敗をしても、その人が異動して、少し経つと何もなかったかのように取り組むことができるということでしょうか。

そんな失敗をする時点ですでに民間企業としては失格ですが(笑