私は、地域に雇用を作って、地域で人材を育成し、地域が自立していくことを目指しています。
しかし、そのような想いを伝えずに事例の紹介などをすると、外から東京の会社が来る黒船ですよねといった言われ方をすることがあります。
正直なところ、そのような反応をする自治体の人とは即付き合いを終わりにしたいというところです。
私はお金をもらえさえすれば良い、アドバイスをしたら終わりということが嫌で民間の側からまちづくりに関わるようになりました。
計画を作って終わり、その後は自治体が実現するということへの限界を感じていて、民間側で関わろうとも思っています。
しかし、そういう想いはあっても、それを実践できる環境が地域になければ実現には時間がかかります。
こういったひどい反応が出てくると、私としてはついついそれをひっくり返したくなってしまうところなのですが、時間がかかるのも事実です。
取り組みにも優先順位があるかなと思っておりまして、まずは共感いただける自治体、前向きに取り組んでいこうと考えていただける自治体とともに進めていくのがお互いにとって良いのかなと。
一緒に取り組む自治体が増えてくれば、気づいてもらえる地域も増えていくのではないか。
そんな考えで、関わる地域を増やしていこうという気持ちになったところです。
話は変わりますが、国土交通省の「住宅団地再生」連絡会議というものに参加しています。
全国の団地同士の交流が大切だということで、そういった取り組みがありました。
先日の地域価値共創シンポジウムでもそうでしたが、日本の最先端の取り組みをしている事業者は意識、想いを同じくしているところが多く、そういった横のつながりが大切に、私自身も作っていきたいと考えたところです。