日記

まちづくりアワードを受賞して感じた意識の変化

地域価値を共創する不動産業アワードに続き、まちづくりアワードで特別賞をいただきました。

国土交通省で実施するアワード2つをダブルで受賞することができたということで、大変名誉なことかと思います。

一方で、2つの意識が生じました。

1つは、日本最先端の事例として、これで終わりにせず、これからも充実したものにし続けていきたいということ。

もう1つは、このモデルを他の地域でも展開して、地域課題の解決をしたいということです。

私はもともと1つめの考えしかありませんでした。

というのもすでにホシノマチ団地以外にも佐久エリアにある地域課題を解決するための取り組みは進めているのと、佐久エリアの魅力を高めるための取り組みの可能性はまだまだあるからです。

これからもとても楽しみですし、私が本来やりたいことというのも、この地域に深く入っていって、解決すべき課題への取り組みを増やしていくということなのだと思います。

一方で、審査員の方々から、他の地域でも展開可能なモデルであるという評価を受けたこともあり、この取り組みを日本全国で展開して日本全体の課題解決に貢献すべきではないかと使命感も生まれました。

私は自分から売り込むということはやりたくない人間ですし、必要だと考えていない地域にわざわざ行ってやりましょうというのも苦手です。

ただ最近気づいたのは、同様の地域課題というのは他の地域でも存在していて、その解決策としてこういった方法があるというのを知らないだけという地域もあるとわかりました。

せっかく解決策があるのであれば、それをお知らせするだけで、自ら取り組もうという考えになるところもあるかもしれません。

こういった考え方で取り組んでいるということがわかれば、あとは担い手を確保するだけです。

担い手がいないんだという地域であればそこの部分の支援が必要かもしれません。

この部分はわたしたちが得意なところなので、取り組む意義は大いにあるような気がします。

それぞれの地域にそれぞれの特色があって、それを活かしていくことに面白みを感じています。

モデルができたからといって、それをチェーン店的に展開できるというと、なかなかそうはいかないというのがまちづくりの難しさかと思います。

同じパッケージでできれば良いのですが、新築ではなく、あるもの活かすといった考えが基本の私としては、特にハードルが高いのかもしれません。

大切なポイントはおさえつつ、地域ごとにカスタマイズする。

地域に歓迎される形をつくっていくことに楽しみを見出しています。

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