中国の方と話をしていて、こんな話になりました。
2017年時点でのGDPは中国が120,146億ドル。日本が48,721億ドル。
すでに2.5倍の規模になっています。
世界から見える中国と日本についてもそのような差がついているということです。
そういった立場を日本は認識して国際関係を考えなくてはいけないという話をしました。
そうすると、必ず中国側から出てくるのが一人あたりGDPで見ると中国はまだまだで、貧富の差が激しいことが問題だという話が出ます。
しかし、それは国内問題であって、国際的な見られ方としては世界第2の経済大国として見られるわけですね。
そして、日本はGDPも30年近く横ばい推移で、人口減少の縮小国家と見られることになると思います。
そういった点を考えて、もっと中国と密接な関係を築いていく必要がある。
そのためには、日本人が過去に持っていた中国より優位に立っているという価値観を改めるべき時期に来ているという話をしました。
そういった考えの日本人にふれたことがなかったようで、新鮮だという話をされました。
むしろ、日本の優位性としては課題先進国としての技術や道徳的な発展というのはあるといわれました。
私はこういう日中関係は良いかなと思っています。
というのは、日本人が中国の良いところを認め、中国が日本の良いところを認めるという形です。
お互いが批判し合うよりも、お互いが称え合うような関係性ができればなと思います。
今、中国では日本の良いところを発信する動きがかなり見られます。
一方で、日本では中国の良いところを発信する動きはあまり見られません。
中国の方々自身も自分たちはまだまだだという人たちが多く、発信しないので伝わっていないところもあるのかもしれません。
批判しても人はついて来ないと思います。
相手を認める度量の広さを見せて、包み込めるような徳が発揮できると良いなと思います。