私はボランティアで中国に関わっています。
ボランティアというのもいろいろな形があって、労働の対価が払われるボランティアもあれば、交通費などの諸経費は払われるボランティアもあります。
私の関わる中国分野でいうと、これらの経費は全くでないと言えるボランティアに該当します。
このことが若年層が関わり続けることを妨げている要因の一つではあると思うのですが、それだけ想いをもって活動できる人であるという証明の一つになるような気がします。
もしくは、ただお金に困っていないということになるのでしょうか。
確かに日中友好協会の役員を見ると、社会的地位がある人が多いので、そのようなことも言えるかもしれません。
このような状態は、昔からだったようです。
梅谷庄吉という人をご存知でしょうか。
日活の創業者に一人と言われる人なのですが、孫文を資金面で大きく支えた人としても有名です。
辛亥革命という中国の政治的な問題に対して一個人が私財を投じているのですが、このようなことは中国関係では意外と多いような気がします。
そして、そのことをあまり周囲には伝えていないので、埋もれている例もありそうです。
今でもそのような人はいて、直接会って話を聞いてみると普通の人は真似できないと思えることをしています。
それを中国側は把握していたりするので、とても大事にされている方だったりします。
海外で有名な日本人ということが時々取り上げられますが、今後日中関係が改善して、中国関係の報道が多くなるのと、そのような人たちにスポットライトが当たる時が来るかもしれません。