まちづくり

どこに移住するかどうかの判断基準:都心への訪問頻度

もともと多摩市の職員だったこともあり、多摩市を基準にものを考えることが多くあります。

多摩市は、東京の中でも西側でニュータウンとして開発されたので、自然が豊かです。

都心に近くて自然が豊かなので、とても良いということが売りだと考えていました。

都心に電車で1時間、環境に恵まれているという感じですね。

その後、多摩市を辞めて、地方に関わり始めると、多摩市よりも自然が豊かで、都心から1時間、1時間半という地域を多く見てきました。

この時間は、特急や新幹線を使ってのものです。

そうすると、都心から1時間、自然に恵まれているという点では地方の方がずっと良いではないかと思うようになりました。

ここで、多摩市の魅力はなにかということに悩んでしまったのですが、最近そこでの判断基準が見つかりました。

それは、都心への訪問頻度です。

毎日都心に行くというのであれば、同じ1時間でも多摩市の方が新幹線に乗らないので安くすみます。

仕事の場合は会社が交通費を負担してくれるというのがあるかもしれませんが、趣味などで行く場合はやはり多摩市の方が良いですね。

一方で、1ヶ月に1回程度しか都心に行かないのであれば、地方の方が自然環境という点ではずっと良いと思います。

野菜などもおいしいです。

1週間に1回となると悩ましいですが、金銭的に負担が大きくなければやはり地方に軍配があがるのではないでしょうか。

多摩市の自然が豊かといっても、やはり東京レベルであって、その自然は整えられた自然です。

緑視率という言葉がありますが、目に入る緑の量も違いますし、質も違います。

あとは生活手段が徒歩・電車から車になるので、車が運転できないと不便な地域もあるということでしょうか。

東京に行くことがないというのであれば、それこそ移住先の可能性は無限大ですね。

これから自分でその地域を盛り上げられそうだという地域もありですし、すでに盛り上がっている地域でも良いですし、人がほとんど住んでいないような地域でも良いです。

地域によって、都心が変わってくるかもしれませんが、東京多摩地域のポジショニングは少し変わってきていると思います。

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