活動を継続するためにはお金が必要だという思いが民間に来てから感じることが多くなりました。
しかし、それは本当でしょうか。
実際、お金をかけずに継続している活動もあるのではないでしょうか。
お金をかけずに継続できる仕組みについて考えてみたいと思います。
1.期限が決まっていること
人は2年間のように期限が決まっていると頑張れるところがあると思います。
いつまで続くかわからないと、なんとなくフェードアウトしてしまう人が出てくるので、いつまでというのがわかるようにすると良いと思います。
組織としてずっと活動を継続していきたいという思いもあると思います。
その場合は、目標を定めて、その達成をいつにするかというのを決め、それまでとりあえず頑張ってみようという思いでいると良いのではないでしょうか。
2.負担のない活動量であること
ボランティアの場合、毎日のように活動するのは難しいと思います。
最優先は自身の仕事や家庭のことで、ボランティアの優先順位は高くありません。
この優先順位付けというのは、多くの人が意識しないまでも身に着けていることで、楽しいことがたくさんある中で、優先できるような活動自体の魅力も必要になりますし、負担にならない活動量であることも大切です。
活動量については、人それぞれだと思うので、人に合わせた内容にするのが良いと思いますし、やりたいことをやるという主体性が促せるのがベストです。
活動量が多くなりすぎると、本業に影響が出てきてしまったりもするので、本業の収入の範囲内で活動ができる、このバランスがとれることが大切ですね。
3.核となる人がいること
ボランティアで負担が偏らないことはありません。
ボランティアをする人はみんなが平等にという思いを持っている人が多いと思いますが、提供するサービスの平等と運営側の平等は別ですね。
そのため、自分だけが頑張っているということが起きるのが当たり前というか、ついつい核となる人が頑張って他の人たちの分までやってしまうので、偏ることになります。
これは、核となる人のペースで活動を進めているからですね。
しかし、その人がキーになるのは確実で、その人のモチベーションがなくなったら活動自体が終わります。
そういった点で、核となる人がいて、その人を中心に進めていくというのは大切だと思います。
それを作らずにおくと、役割分担も不明確になってしまうかなと思います。
4.新しい人が入れる仕組みがあること
活動をしているとそれに共感をしてくれる人は必ず出てきます。
その時に新たな人を受け入れる体制があるかというのが大切です。
コミュニティになじめるように仲介する人がいたり、活動内容が理解できるように説明する人がいたり、役割を与えたりということが必要になってきます。
自分たちの活動で手いっぱいだとそこまで頭が回らず、自分で主体的に動いてとなってしまいますが、それができる人というのは少ないので、なじむまではフォローする体制が必要ですね。
仕事に慣れているので、仕事のペースでボランティアも進めていけると思いがちですが、仕事は有償、ボランティアは無償です。
ボランティア組織だからこその運営の仕方というのを意識する必要があると思います。