昨年宅建を取りまして、今年は技術士を取りたいと思っています。
いろいろ分野があるのですが、私は建築の都市及び地方計画という分野です。
実は1次試験は合格している友人がいたので、問題集をもらって、すでに合格していました。
2次試験はその友人とは分野が違うため、情報がなかったことと、そもそも技術士というのがどういうものかわからず、勉強方法もわからなかったので、都市計画コンサルタント協会のセミナーを受講しました。
結論としては、参加して非常に良かったと思っています。
せっかくなので、共有したいと思います。
1.都市及び地方計画における技術とは何か
受験申込書を書くときに自身の事業の経験を書くのですが、そこでは、技術士としてふさわしい技術について述べる必要があります。
しかし、この分野については何が技術なのかわからずにいて、どうすれば良いのかなと悩んでいました。
セミナーの講師の一人が技術とは
①知識
②ロジカルな考えと整理
③裏付けのための分析技術
の3点だとおっしゃっていて、納得がいったところです。
2.試験に必要な枠組みが理解できた
受験分野の都市及び地方計画は大きく4つの分野に分かれます。
・都市計画・土地利用
・市街地整理(区画整理・再開発)
・交通計画
・公園・緑地、環境、景観
これらをそれぞれ把握しておく必要があるということです。
私は、都市計画・土地利用についての専門性は高いのですが、他の分野はそれほどだなとセミナーを通して理解できたことが気づきとして良かったです。
3.勉強をするポイントがわかった
試験問題というのは、基本的に国土交通省が直近に作成したガイドラインや予算の重点項目から出ていることが多いようで、具体的にどのような勉強をすれば良いのかがわかったのが大きかったです。
技術士の二次試験対策用のキーワード集なども書店で販売されていますが、それが何のために必要なのかがわかりませんでした。
技術士というのは、専門性を持った人のことなので、そのような言葉がわかるとともに、使えるということが必要なんですね。
そのため、そのようなキーワードを言葉で説明できるようにということで勉強するようです。
今回のセミナーではテキストもついていて、そこで過去問の解説があったり、ポイントとなる部分の資料があったりというのもありがたかったです。
4.資格を取得する価値がわかった
技術士は何のために取ろうかと思ったかというと、友人が受験したからというのが理由でした(笑
そのため、何の意味があるのかと思っていた部分があったのですが、今回セミナーに参加して、技術士とは自らの専門を確認するとともに、この分野において必要な知識を把握して、それに向けて努力ができる環境をつくることができることだとわかりました。
面接対策で、よく技術士として研鑽を積んでいきたいと答えると良いと書いてあるところが多いのですが、研鑽とは何か、そして、そのためには何をすれば良いかというのが理解できてとても良かったです。
正直言うと、もともと技術士を取得する意味というのもあまり感じていなかったんですね。
友人が受験するということで、とりあえず受けてみようかなという思いだったのですが、今回セミナーを受講して合格を目指したいというよりも、技術士として必要な勉強をしたいと思いました。
技術士として必要な知識を身に着けて、幅広い観点から仕事にあたれるようになりたいと思います。