中華料理というと、麻婆豆腐、エビチリ、杏仁豆腐、酢豚、回鍋肉などが思い浮かぶ人が多いと思います。
ただ、前にも書いた通り、杏仁豆腐は中国人に言っても通じません。
これらは、中国にもありますが、日本での定番料理といえると思います。
では、中国の食事で必ず出てくるものは何か。
餃子でしょうか。
違います。
実は、餃子は北の方でしか食べません。
では、お米でしょうか。
これも違います。
お米は南の方で食べる感じです。
マントウでしょうか。
これも北の方で食べる感じです。
実は、中国は北から南でかなり広いので、食べるものはそれぞれ異なっていて、どの地域にもある定番料理というのはないんですね。
八大料理というのがあって、山東料理、江蘇料理、浙江料理、安徽料理、福建料理、広東料理、湖南料理、四川料理と地域によって違います。
しかし、私は気づきました。
どんなお店に行っても出てくるであろう食べ物を。
それはスイカです。
日本ではスイカは夏にしか食べませんが、中国では年中出てきます。
そして、どんなお店に行ってもデザートとして出てきます。
というのも、中国では新疆ウイグル自治区の方に砂漠地帯があって、そちらの地域だと年中栽培できるからみたいです。
砂漠は昼間は暑くて夜は寒いという1日の寒暖差が非常に激しい地域です。
そのため、冬は暖炉を囲んでスイカを食べるというのが普通らしいです。
円卓のお店にいくと、大体最後にスイカを含んだフルーツが出てくると思います。
面白いのが、色が白っぽくても甘いものがあるということです。
日本では赤いものが甘いといったイメージがありますが、本来色はあまり関係ないのかもしれません。