まちづくりでは、新しい公共ということで、行政が新たなまちづくりの担い手を育成、または見つけようという取り組みが行われています。
既存の団体同士をつなげようという活動などもありますが、ボランティアをつなげるというのはしっかりとポイントを押さえないと難しいと思います。
認識として重要なのが、ボランティアはお金が発生していないことです。
行政はお金をもらってボランティアのような活動をしていますが、民間はお金をもらわずにボランティアをしています。
そのため、お金をもらわずに行動する人たちの気持ちがわからないんですね。
お金をもらわないというのは、どういうことか。
それは、お金をもらえることがあったらそちらが優先になるということです。
ここが理解できていないとボランティア活動というのは活性化できません。
また、一方で途中でやめても全く痛手にならないという点もあります。
とてつもなく強い思いを持った人であれば、お金をもらえなくても活動をしますが、たいていの人はお金をもらえる活動が優先になります。
つまり、仕事が優先ということです。
そのため、仕事のようなスピード感は求められませんし、仕事のように強制もできません。
むしろ、その人がやりたいことをやりたいようにしてもらうような環境整備が重要になってきます。
コーディネートをする人というのがポイントになり、人事異動などは大きな痛手になることが多いと思います。