まちづくり

ボランティアは嫌なことはしないのが当たり前

ボランティアの人たちに協力を求めて、あの人たちは協力しようという意欲がないとか、継続しないというのは間違っています。

というのも、ボランティアはそこを目的としていないからです。

ボランティアは、自分たちの持つ課題意識と自分たちのやりたいことによって動きます。

もちろん、ボランティアにもいくつか種類があります。

たとえば、単発で1日だけボランティアをするといった人の場合は、その活動に興味があったり、ボランティアという言葉に興味があったりということで、指示されたことをするレベルで終わることもあります。

災害時のボランティアの場合は多くがこれに該当すると思います。

一方、数年間継続しているようなボランティアだと、目的意識も明確で活動内容も特定のものが出てきます。

災害時のボランティアでも組織として関わっている方がこちらに該当しますね。

ただ、継続して活動が続いていると、地域のことも理解していて、地域への影響力も一定程度出てきます。

しかし、その人たちをまちづくりの活動に巻き込もうと考えた場合、注意が必要です。

それは、面白くないものはやらないということです。

もちろん、ボランティアの方々は地域のためにという思いではじめているので、地域のためという大義名分があれば協力してくれると思います。

ただ、それがあまりに負担が大きかったり、自身の思い通りに進まないとなると離れてしまいます。

もし、それでもやってくれるという人は、地域への思いが非常に強いか、所属する団体のためという貢献意識の極めて高い方だと思います。

そういった方々で地域がまわっているというのも事実です。

今後、より多くの人が地域に関わるようにするためには、その点を理解しておく必要があると思います。

また、ボランティアの方にお願いをしておいて、継続しないから駄目だと相手のせいにするのではなく、なぜ続けることができなかったのか、環境を提供する側で至らなかった部分についても考える必要があると思います。

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