まちづくり

コロナ対応型住まいは家族の数+1の部屋が必要

コロナによって、リモートワークが多くの会社で導入されるようになりました。

実際に体験してみて、このままリモートワークでも大丈夫だと判断した会社も多いようです。

リモートワークのために、ウェブカメラやヘッドホンマイクなどが品薄になっているようですが、それだけ各家庭で設備が整えているということなのでしょう。

ただ、そんな中で、どうしようもないものもあります。

それは、部屋です。

日本の家、特に東京の家は家族が食事をとるためのダイニング、それに家族分の寝室が用意されているものがほとんどです。

これは、昼間はダイニングで過ごし、夜は寝室で寝るという生活が前提になっています。

そして、昼間に家族がダイニングで過ごすのは、土日だけという生活スタイルを前提としていました。

それが、コロナの影響で在宅ワークが進むと、平日昼にダイニングで過ごす、つまり仕事をする人が増えます。

というのも、寝室は寝るために整えられているので、机がなかったり、荷物が多かったりと仕事には適さないからです。

そうすると、ダイニングで数人が過ごすことになり、さらには子どもも一緒にとなると全く集中できないという事態になります。

今後は、住宅もリモートワーク仕様に対応していく必要が出てきます。

たとえば、寝室以外に1つ書斎のような個室があればウェブ会議をしたり、集中するための部屋として使えるので、作業効率が上がるかもしれません。

もしくは、住宅以外に近くに部屋を借りて仕事部屋にする必要が出てくるかもしれません。

そうなると、確実に家賃負担が大きくなるので、今後は住宅手当といった福利厚生が求められてくるような気がします。

自宅で過ごすだけ、水道光熱費も増えるといった部分も出てきますね。

こう考えると、ますます住まいの重要性が増し、住環境や住まいにお金をかける、もしくは低価格でも住環境の良い地方が求められてくる気がします。

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