概要
長野県佐久市では、佐久市臼田地区生涯活躍のまち事業が推進されています。
本プロジェクトは、2018年3月にプロポーザルにより弊社を代表法人とする佐久市臼田地区活性化共同企業体が採択されたものです。
国土交通省の平成30年度スマートウェルネス住宅等推進モデル事業に採択され、日本の最先端の取り組みとなっています。
2019(令和元)年に1階4戸、2020年に2階4戸をリノベーションし、2021年3月にオープンしました。
2021年秋にはリノベーションした1、2階の8室が満室となり、3、4階の募集を開始。
2023年5月には16室が満室となり、2024年には追加で5室の募集が開始され、満室となりました。
事業スキーム
本事業は、もともと長野県住宅供給公社が指定管理で運営を行っていて、新規の入居者が5年以上入らない状態が続いていた団地でスタートしました。
私たちが土地・建物を借り上げ、佐久市へ賃料を支払っています。
住宅の改修工事については、佐久市からの支援を受けず、国土交通省のスマートウェルネス等推進モデル事業として実施をしています。
佐久市は指定管理料の支払いがなくなっただけでなく、空き家となっていて感じていた近隣住民の不安を解消するとともに、移住者が地域で活動することでの新たな担い手づくりが実現された形となっています。
2021年から3年間で25組、69人が移住し、市内の定住率は9割となっています。
解決した課題
- 団地の空室化
- 自治体予算に頼らない団地のリノベーション
- コワーキングスペースの不足
- 地域のプレイヤー不足
- 新たな仕事の創出
建物について
居室(21戸)
- 3DKタイプ 約22坪、71.7㎡
- 1LDKタイプ 約16坪、54.4㎡
shoku_ba(地域交流拠点)
木造平屋建て 約21坪(69.99㎡)
ホシノマチオフィス(シェアオフィス)として地域へ開放。
所有者:佐久市
運営主体:臼田地区活性化共同企業体(代表法人:株式会社みんなのまちづくり)